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「コロナ禍に寄せて」医師・著名人から特別メッセージが届きました

2020年を新たな出発点に。

今年の会報誌新春号の「新年のご挨拶」にて、株式会社イオス コーポレーション代表取締役の石川雄志は「楽しい時も厳しい時も人と人とが協力し合う、そんな会員の皆様の人生に少しでもお役に立てるようイオスは今年も全力で邁進して参ります」との想いを伝えさせていただきました。
今回、新型コロナウイルスの状況を受け、『別冊ハーバライン』にもご登場いただいている医師・著名人の方々に愛用者の皆様へ向けたメッセージをいただけないかお願いしましたところ、イオスにとりましても力になる言葉、そしてこれからの時代を生きる上での大切な想いを届けてくださいました。

篠浦 伸禎 先生

がん・感染症センター
都立駒込病院 脳神経外科部長

篠浦 伸禎 先生

今度のコロナ騒動で健康や仕事に影響を受けている方が多くいらっしゃると思います。今は大変でしょうが、粘り強く難局に対処すれば、必ず乗り越えられると思います。そのためには、これを機会に本質に立ち返ること。健康であれば、生活習慣を見直し免疫力を上げ発症しないようにすること。仕事であれば、自分の仕事本来の目的、たとえば医療であれば人を幸せにするためにあるという本質に立ち返ることがこれからの時代に大切です。

1958年生まれ。東京大学医学部卒業後、富士脳障害研究所、東京大学医学部附属病院などで脳外科手術を行う。シンシナティ大学分子生物学部に留学、帰国後、国立国際医療センターなどで脳神経外科医として勤務。著書に『脳にいい5つの習慣』『統合医療の真実』など多数。
小野澤 虎洞 和尚

臨済宗大徳寺派 聚光院

小野澤 虎洞 和尚

先ずは、今回命を落とされた方々に深く御冥福をお祈り申し上げます。悪疫と死をもたらした見えない沈黙の毒牙感染に「三密」即ち密閉・密集・密接への対策がとられました。これについてポジティブな言葉を紹介したいと思います。「独坐大雄峰(どくざだいゆうほう)」。大雄峯山の上にどかっと坐っているのが今一番よいことだ。「坐」は二人の人。一人は自分の中にある仏。もう一人は凡夫、自分のこと。バランス良く1つになることが大切という意味です。今回の苦境を契機に今後皆様の生活様式も変わることと思います。最後に今も奮闘されている医療従事の方々に深く感謝を申し上げたいと思います。

1942年静岡県生まれ。臨済僧。1990年に聚光院住職に就任。[聚光院]…千利休とその流れを汲む三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の菩提寺。通常非公開だが、創建450年を記念して2016年春より1年だけ特別公開された。
柳内 光子 さん

山一興産
代表取締役社長

柳内 光子 さん

長らく伊勢修養団の元道場長の故・中山靖雄先生に師事していた私から今回のコロナを鑑みると、これまでは目に見えるものが興味の対象にされてきましたが、これからは目に見えないものが重要になってくると思います。人の心であり、願いであり、絆であり、つながり。人と人との競争の時代から、“調和”の時代へ向かっていくのではないでしょうか。全てを見直す時期。世界で一斉に新たな時代のスタートです。ただ、これから何が起こるか分からない。それらに負けないためにも、まず体力が欠かせません。いま何よりの宝物は健康でしょう。

1939年東京生まれ。1969年生コンクリート・建設資材の総合商社、山一興産設立に参画し、1984年同社代表取締役社長に就任。保守的な業界にあって卓越した経営手腕で業界をリードしてきた。2004年浦安商工会議所会頭に就任。2007年藍綬褒章、2012年渋沢栄一賞、2014年春の叙勲で旭日小綬章を受章。

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