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森を守る「FSC認証紙」から作られる会報誌ハーバライン

森林管理協議会 Forest Stewardship Council®FSC®

会報誌冬号

私たちは森林の様々な恵みを利用して日々暮らしています。例えば、森林は紙や木製品の原材料となる木材、きのこや山菜等の食材、豊かな水等を供給しています。また、野生生物の生息の場、二酸化炭素の吸収と酸素の供給、土砂災害の防止という役割も担っています。

このように、私たち人間が地球上で暮らしていくために 欠かすことの出来ない森林は、残念ながら今も破壊され続けています。森林の面積は、2015年から2020年の間に、平均年間1020ha減少しています。これをサッカー場の面積で計算すると、2.2秒毎にサッカー場1面分の森林が失われたことになります。

サッカー場1面分
▲2.2秒毎にサッカー場1面分の世界の森林が失われた。

FSCは、このような森林の問題を解決するために、1994年に設立されました。1980年代、欧米では熱帯産の木材が環境破壊や人権侵害に繋がっているということで、熱帯材の不買運動が起こっていました。しかし、不買運動では、適切に森林管理を行っている生産者の木材も区別なく不買につながり、木材が売れなくなった林業者が森林を伐採し、農地に転換してしまうなど、結果的に森林破壊を止めることはできませんでした。 そこで、適切に管理された森林からの木材を区別して購入できる認証制度の必要性が検討され、26ヶ国の環境NGO・林業者・林産物取引企業・先住民団体などが中心となって設立されたのがFSC®Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)です。

伐採された木々

イオスが発行する会報誌ハーバラインを始めとした、『別冊ハーバライン』『ハビッツ!』等はFSC認証を受けた紙から作られています。消費者は、FSCマークを目印に製品を選ぶことで、森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら適切に生産された製品を選んで購入することができます。

FSC®ジャパン
https://jp.fsc.org/jp-ja

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