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鈴木秀子 コラム鈴木秀子 コラム

感謝を学ぶ

新型コロナウイルスや新たな紛争など、大きな変化に心が追いつかない時があります。このような時に何を大切にすべきか。それは「今が学びの時期」と捉えること。人は思い通りに物事が運ばないと、内面のもやもやを周りの人にぶつけてしまいがちです。そんな時こそ当たり前のことに感謝することを学ぶ必要があります。コロナを通し、紛争を通し、当たり前のことがどれだけ有難いか。何の不自由もなく歩ける、ご飯を食べられる、家族と一緒に過ごせる、これらは決して当たり前のことではありません。何か良いことがあったから感謝するのではなく、当たり前にできていることを見つめ直し、それらに感謝することが大切です。10分でも良いので時間を取り、好きなティーカップを用意し、ただただゆっくりとお茶をいただいてみる。そして、当たり前のことに色々と感謝をしてみる。そういう習慣を身に付ける時期なのだと思います。きっと、その想いが皆さんの心を一番豊かにしてくれるはずです。

聖心会せいしんかいシスター
鈴木 秀子先生

1932年静岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランス、イタリアに留学し、ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。著書に『9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』など多数。

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