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鈴木秀子 コラム鈴木秀子 コラム

忙中閑あり

年の始めは普段と比べて、少しのんびりする時間を取れたりします。忙中閑ぼうちゅうかんあり。「忙しい中にもわずかな暇がある」という意味で、その際はJWティーでもゆっくり飲みながら、子供の頃のことに思いをめぐらせてみてください。そうすると、幼いときに好きだったことなど色々と思い浮かぶと思うのですが、何か共通するものが見えてきます。例えば、野山を歩くのが好きだった、運動をするのが好きだった、本を読むのが好きだった、女の子であれば家に閉じこもって糸と針を使ってお人形を作るのが好きだった。

今年一年、生きていくためのヒントが子供の頃のそういった思い出の中に秘められています。お正月の時期にはそれらを見つけることがとても大切です。年始の計画を立てるとき、あれをしたい、これをしたいと頭で考え過ぎてしまいがちですが、人間の幸せとは本来の自分自身を生きること。そのような視点を一年の計画に入れるということが、今年をより良く生きるうえでの力となり後押ししてくれるはずです。

聖心会せいしんかいシスター
鈴木 秀子先生

東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランス、イタリアに留学し、ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。著書に『9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』など多数。

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