6月は「ジューンブライド」の季節です。日本では梅雨の時期にあたりますが、私が滞在したフランスやアメリカでは、日本の五月晴れのように澄みわたる青空のもと、真っ白なウェディングドレスがひときわ美しく映え、自然の恵みを全身で感じられる特別な季節だと実感しました。
大学の教え子たちも、卒業後しばらくすると「結婚します」と嬉しそうに報告に訪れます。しかしその後、「結婚生活が思うようにいきません」と悩みを打ち明けられることも少なくありません。けれど、これは決して特別なことではなく、多くの人が通るごく自然な過程です。
結婚とは、異なる個性を持つ二人が出会い、共に歩んでいく営みです。大切なのは、相手を自分の理想に当てはめようとするのではなく、その違いを受け入れ、お互いの良さに目を向けること。不満を感じたときこそ心を静め、少し距離を取りながら相手の長所を見つめ直し、小さなことでも感謝の言葉を伝えることが、関係を深めていきます。日々の何気ない「ありがとう」の積み重ねこそが、結婚生活を支える確かな土台となります。そうした気づきと決意に至る瞬間こそ、二人にとっての「第2の結婚式」と言えるのではないでしょうか。結婚とは、お互いの弱さを受け入れながら、共に成長していくかけがえのない人生の歩みなのです。








