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鈴木秀子 コラム鈴木秀子 コラム

ジューンブライド

6月は「ジューンブライド」の季節です。日本では梅雨の時期にあたりますが、私が滞在したフランスやアメリカでは、日本の五月晴れのように澄みわたる青空のもと、真っ白なウェディングドレスがひときわ美しく映え、自然の恵みを全身で感じられる特別な季節だと実感しました。

大学の教え子たちも、卒業後しばらくすると「結婚します」と嬉しそうに報告に訪れます。しかしその後、「結婚生活が思うようにいきません」と悩みを打ち明けられることも少なくありません。けれど、これは決して特別なことではなく、多くの人が通るごく自然な過程です。

結婚とは、異なる個性を持つ二人が出会い、共に歩んでいく営みです。大切なのは、相手を自分の理想に当てはめようとするのではなく、その違いを受け入れ、お互いの良さに目を向けること。不満を感じたときこそ心を静め、少し距離を取りながら相手の長所を見つめ直し、小さなことでも感謝の言葉を伝えることが、関係を深めていきます。日々の何気ない「ありがとう」の積み重ねこそが、結婚生活を支える確かな土台となります。そうした気づきと決意に至る瞬間こそ、二人にとっての「第2の結婚式」と言えるのではないでしょうか。結婚とは、お互いの弱さを受け入れながら、共に成長していくかけがえのない人生の歩みなのです。

聖心会せいしんかいシスター
鈴木 秀子先生

東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランス、イタリアに留学し、ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。著書に『9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』など多数。

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