Pマーク取得の意義
2007年9月、EOSはプライバシーマーク(通称:Pマーク)制度の認定を受けた。Pマーク制度とは、「個人情報保護マネジメントシステム」に適合したコンプライアンス・プログラムを整備し、個人情報の取り扱いを適切に行っている事業者を国の指定機関が評価・認定する制度だ。取得後は2年ごとに更新審査があり、EOSは個人情報保護マネジメントシステムを正しくかつ適切に運用し、それを継続していることが認められ、2021年には7回目の更新が完了している。
現在でも、ネットワークビジネス業界でPマーク制度の認定を受けているのはほんの数社しかない。それは、膨大な顧客データの管理と会員教育の難しさが企業にとって大きなハードルとなるからである。そんな中でEOSは、ネットワークビジネス業界の新たな規範となるべく先駆けてこの制度を取り入れ、企業理念にある社会と調和したビジネスを行うというEOSの企業姿勢を示すことが必要不可欠だと感じたのであった。
Pマーク取得によって、会員の皆様にはより安心してEOSのサービスをご利用いただけるようになった。それと同時に、得たものが2つあった。1つ目は、2005年当時まだ創業からわずか2年の若い会社だったEOSが、Pマーク取得の取り組みの中で社内の様々なマネジメントのシステムを構築できたことだ。この時期に多くの業務フローを見直すことが出来たことは我々にとって大きな意味があったと言えるだろう。そしてもう1つは、EOS会員の皆様が個人情報の保護に取り組むことで、自らの仕事が社会と調和しているという自信と誇りを持てるきっかけになったことである。EOSは企業理念という絶対的価値を求めてPマーク取得に至ったのだ。
Pマーク取得後、EOSはたびたび会員の皆様と研修会を開いているが、会員の皆様一人ひとりがPマークの意義を感じて個人情報の保護につとめ、それを実践していただいているからこそ、自らの仕事への誇りを感じられるようになるのだと改めて感じている。Pマーク取得にあたって、EOSは多くのコストと時間を掛け2年に一度の更新を継続しているが、それは会員の皆様が社会と調和しようとするEOSの姿勢を支持し、高い意識で自ら個人情報の保護に取り組んでいただいているおかげだと心から感謝している。