緊張と緩和、静と動。どのような状況でも心の静寂と平安を保つことは難しく、一日は慌ただしく過ぎてしまうものです。健康を考える時、私はこの言葉を思い出します。「身体に耳を傾ける」。身体の声を聞くには、静かな時を持たなければなりません。
静かな時を持つことは、新たな発想を持つためにも必要です。一日を慌ただしく過ごすことが良いときもありますが、静かに過ごす時を持つことも大切です。一日の積み重ねが一年、一生になることを知らなければなりません。パスカルはこんな言葉を残しています。「人類の問題はすべて、人がたった一人で静かに座っていられないために起こる」。
自らに帰ることは、静かな時を持つことです。座り、目を閉じ、口角を上げ、呼吸を整えるだけで自らに帰ることができます。命を感じ、父母を感じ、すべてを許し、感謝する。そうすることで、本当に大切なものが見えてくるはずです。そして慈愛に帰ることができるはずです。祈りに導かれます。一つだけ人が願うことを許された行為が祈りです。