わたしが人生で
もっとも後悔しているのは、
「やさしさがたりなかった」
ということです

人は死を前にしてどう生きれば良いかを知ります。人生に大切なものが何かを知ります。死に向き合い、はじめて生き方を正します。それでも人生に後悔はつきものです。死を目前にした人の後悔はさまざまです。もちろん人生に後悔なく、亡くなる方もたくさんいます。死を目前にし、人生に後悔したこととして、愛する人にありがとうと言えなかったこと、やりたいことをやれなかったこと、健康を大切にしなかったこと、やさしくなれなかったこと。さまざまですが、中でもやさしくできなかったことはいつまでも後悔として残ります。

もう少しやさしい言葉をかければよかった、やさしく見守り、やさしい言葉をかけ、やさしく接していればよかったと。「本来あるべき自分になるのに遅すぎることはない」というジョージ・エリオットの言葉にも励まされます。わたしたちにまだまだやさしくなれる機会はたくさんあるはずです。