希望は私たちの足元を灯し、未来への想いを作ります。不安は私たちの思考を鈍らせ行動を止めます。人は失敗の経験から二つのことを学びます。一つは、次に失敗しないようにするための経験と知恵、もう一つは失敗を恐れる不安です。不安から一歩踏み出す勇気がなくなり、起こるかどうかもわからない心配に行動は鈍ります。
未来は偶然に積み重なるかのような構造ではなく、過去の先人の弛まぬ努力と行動からうまれました。目標を持ち、日々の研鑽から築き上げられたものです。過去の多くの人たちの想いが、今のこの社会を築いています。
私たち一人一人の人生の創造者は私たち自身です。「人間の歴史は観念の歴史」とはH・G・ウェルズの言葉です。観念は、物事に対する考え、想いのことです。人々の意識で世界は作られていると言ってもよいと思います。私たち自身が、世界がより良く進化するための邪魔をしてはいないか。私たち個々の人生をより良くするためにも私たち自身が夢と目標、未来へつなぐ想いを持たなければなりません。