世界をどうとらえるかはそれぞれ個人の価値観に委ねられています。人生もまた同じようにそれぞれの価値観に委ねられます。どのようなとらえ方であっても、人を想い、平和を祈願し、自然を慈しむ心はいつの時代も変わりません。
数千年の歴史を私たちの祖先は歩んできました。その祖先が子孫である私たちに祈願したことはたった一つ、「幸せになってほしい」という愛と祈りであると感じます。幸せに必要な最大の要素は喜びです。人に喜んでいただく喜びこそ最大の喜びです。喜んで生きることを決意したところから、幸福感をつかめます。
愛の反対を憎しみとせず、無関心ととらえて表現されることがあります。すべてを愛に基づくものと考えれば、無関心もまた愛の一部と考えても良いように思います。アインシュタインが娘に送った手紙に「世界を癒すエネルギーは、光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った」と記しました。世界のすべての概念は愛の領域であることを痛感します。