挫折から、救いようのない絶望を感じることがあります。行き場のない焦燥感、失望、そのような時に、たった一言で、希望を見つけられます。「苦難は忍耐を生み、試練によって磨かれた徳を生み、その徳は希望を生み出すことを知っています。この希望は私たちを裏切ることはありません」、パウロの言葉に希望を見つけます。人間を獲得するとは何か、愛の等しさとは何か。苦難も忍耐も幸福をつかむ道のりにあるように、言葉を糧に人生の道を歩みます。言葉により生きる襷が渡されます。
私たちはいつでも言葉を選ぶ自由があります。与えたものは自分に還る。否定も与えたことになり、感謝もまた与えたことになります。与えたものが何であったかを常に感じ取らなければなりません。言葉を選ぶのは自分です。どちらに立つかは自ら決められます。一方が、希望、熱意、情熱、喜び、感謝、感動、愛、祈り。そしてもう一方が苛立ち、退屈、心配、落胆、批判、敵意、怒り、恐怖。すべてが言葉から変わります。