人の行動を科学することは、答えのない迷宮に入り込むような難しさがあります。人を動かすより、自ら動くべきということを私たちは知っています。そのうち周りの人も動くだろうと期待して、期待を裏切られることはよくあることです。人をあてにして成功はないように、計画を立て、自ら行動するしかありません。先ずは自分の行動を問わなくてはなりません。アリストテレスは落下する物体が加速するのは、それが故郷に近づいて嬉しく思うからだ、と語ったとか。少なくとも、良い報せを伝える人物が足早になるのはその人が嬉しく思うからに他なりません。
結果を導くために行動を求めるのが先ではなく、まだ見ぬ未来を喜びで満たすことから行動は変わるはずです。行動の支えになるのが夢と希望であることは確かです。さらに信念であることも忘れてはなりません。信念、信じること、未来への希望を信じることが確かな行動の支えとなります。